居場所をください。
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「━━へぇ、お蕎麦か。」
「ここ、俺が高校生の頃よく通ってたんだよ。」
「……高校生ってなんかもっと
ファーストフードとかさ…コンビニとかさ…
なんで蕎麦を選んだのか気になるところだね。」
「単純に、俺らの溜まり場から近かったから。
あそこの公園によく集まってたんだよ。」
「へー。でも長曽我部さんみたいのが
公園にたまってたら子供たちこれないでしょ。」
「……なんでそう思うわけ?」
「だって、親父狩りとか
美人局とかしてたんでしょ?」
「は!?
なんで美鈴が知ってんだよ」
「大和さんから前聞いたの。」
「……たく、あいつペラペラと…」
「へー、長曽我部さんにも
そんな犯罪行為してた時期があるんすね。」
「もう時効だ、時効。
それより入るぞ。」
長曽我部さんは話を打ちきり、
ドアを開けた。
「いらっしゃい。
……おー、ひかるか?久しぶりだなー。」
「おっす。」
……え、別人。
なんなんだ、その軽いノリは。