居場所をください。
「でもさ、美鈴ちゃんの曲のタイトルは
英語のことが多いよね?」
「あー、あの……
沖野さん相手だから特別にいっちゃいますけど
基本的に日本語のタイトルは
個人的に伝えたい人がいるときに使ってます。
そして英語のタイトルは
自分の思いってことが多いんですよね。
だからあえてすんなり伝わらない英語と言うか…
英語できない人には調べないと
理解できないものにしてるんです。」
「なるほど、美鈴ちゃんの思いは
そう簡単に理解できないぞ、と。」
「いやなんかそれいったら
ちょっと生意気みたいじゃないですか」
「あはは、ごめんごめん。」
「まぁいろんな事言ってますけど
一番の理由はやっぱり
沖野さんを尊敬してるからですけどね。」
「え、私?」
「沖野さんって欧米でもヨーロッパでも
アジアでもCD出して、
ワールドツアーで世界もまわってるのに
タイトルは英語、歌詞は全部日本語だから。
デビュー曲は沖野さんのそのスタイルを
そのまま盗んじゃいました。
今だから言える話ですけどね。」
「………そっかぁ。
実はね、私も美鈴ちゃんと同じ考えなの。
やっぱり私たちは考え方が似てるんだね。
いろいろと。」
なんていうか…今日の沖野さんは
いつもテレビでみるより楽しそう。
いつもこんなに笑ってないもん。
さっきなんて声出してたし。