居場所をください。
「え、高橋?なんで?」
「言ったじゃん。
俺の親は警察のお偉いさんだって。」
「そうだけど…でもどうして長曽我部さんと?」
「去年、文化祭のことで連絡先知ってたから。
美鈴、かなりショック受けてたから
俺から親父に頼んだんだよ。
夏音と話をしたいかと思って。
そしたらまさかの大橋かなで驚いたけど。」
「へぇ…そっか。
でもよかったの?」
「あぁ、一通り聴取が終わったからいいんだと。」
「そっか。」
「彼氏と会えたか?」
「うん。
もう大丈夫だよ。」
車を走らせて20分ほどしてついたのは
警察署ではなかった。
「………検察…?」
「もう警察から検察へ移されて、
今は検察で勾留されてるんだよ。
だけどそれも今日までで、
明日には起訴されるだろうな。
3人とも、ちゃんと反省してるみたいだから。」
「ふーん…」
「ほらよ、サングラス。
それに帽子かぶっとけ。」
そういって手渡されたいつもの変装グッズを
しっかりと身に付けた。
もう長曽我部さんには迷惑かけたくないから。