居場所をください。
貴也に連絡をして、私は長曽我部さんに
マンションまで送られた。
「…あれ?マンションの前にいるの
貴也だよね?」
「そうだな。」
「なにやってんだか
あの人はあんなとこで。
誰が見てるかわかんないのに…」
「もう暗いからな。
心配してるんじゃねーの?一応。
美鈴、マンションの前でいなくなったみたいだし。」
「あー、そういうことか。
はは、大丈夫なのに。」
「甘えとけ。
美鈴は芸能人なんだから
熱烈なファンに襲われたって
全く不思議なことじゃねーんだから。」
「うん。
でもさ、長曽我部さんは
私がマンションに入って、
エントランスのドアが閉まるまでいるじゃん。
だから今日は別に要らないと思うんだよね。」
「まぁあいつなりの優しさだろ。
ほらよ、到着。」
「ん、ありがと。
じゃーまた明後日?だよね。」
「そうだな。
今日とは言わねーけど
明日はちゃんとブログ更新しろよ。」
「うん、大丈夫。
今日書きまーす。
それよりさ、次の美容院いつ?」
「はぁ?来月頭だけど。」
えーと、11月頭か。
ならその次は12月入ってすぐか
もしくは11月末か…。
「ふーん、了解しました!
じゃーね。今日はありがと!」
私はそういって車から降り、
貴也のもとへと駆け寄った。