居場所をください。
「じゃあこれ楽譜ね!
たぶん凛音ちゃんなら楽勝だろうし
ピアノソロだから
全体練習は来なくていいんだけど
私との音合わせはしたいんだけどー…
どうしようかな……
んー…あ、じゃあ12月30日の朝って
練習来れたりする?」
「うん、いいよ。
どうせ親戚とかもいないから
年末の挨拶なんてないしね。」
「あはは、本当だよ。
私たちには無縁すぎるね。
えーと、じゃあ12月30日朝10時に。
詳しいことはマネージャーから
連絡がいくと思うから
この番号とアドレス登録しといてね。」
「りょうかーい。
泣ける系の曲なんだね?」
「泣ける系にしてほしい。
玲音くんが結婚して家を出てくイメージで。」
「ありえなすぎて逆に難しいけど
まぁ頑張ってみる。」
「お願いします。」
よし、もうこれで決まり。
年末が楽しみすぎるよ。
「さてと、お腹すいたから
私たちは帰ろっかな。」
「じゃあ私も玲音連れて帰ろっと。」
と、私たちは部屋を出た。
もちろん、貴也もつれて。
「ママー、帰るねー。
それとこれ。ベストのサンプルできたから
時間あるときにでも聴いてね。」
「いつもありがとね。」
「それ俺もほしい。」
「玲音くんの分はありません。
今回2枚しかもらえなくて
もう一枚はもうあげる人決まってるから。」
「えー、まじかよー。」
「お買い求めくださーい。」
そんなことをいいながら
私たち4人は一緒にリビングを出た。