居場所をください。



「お待たせしました!

……ぶっ…」


な、なに……


「外はさみーし、乾燥してるんだから

マスクねーならマフラーくらいしてろ。

ちゃんと喉を守れ。」


……あ、長曽我部さんの香り…

なにこれ、めっちゃ癒されるー…


「………ふふ、ありがと。」


長曽我部さんのかな。

あったかいや。


「ほら、早く乗れ。寒いだろ。」


「ありがと。」


……なんでだろう。

どうしてこの車の中は

ちゃんと暖まってるんだろうね。


そういう気遣いのできる男は

やっぱりモテそうだよね。


私もこの人が大好きだ。


「まずは弘希んとこ行くからなー。」


「はーい。」


もうすぐ私が一番近くには

いられなくなる、のか……


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