居場所をください。



「美鈴、みんな集まったわよー」


「よし、始めるか。

みんな年齢順に並んで~!

並ばない人にはあげないからね、お年玉!

あ、藍子も栞奈はどうせ最後だから

そこにいればいいよ。」


と、なんともえらそうに

ソファに座ってる私の前に

着々と列ができていく。


「優輝、おいで。

最初は優輝から。」


と、ちょこまか走り回る優輝をこちらに呼んで

最初にお年玉をあげた。はじめての現金を。


「美鈴ちゃんありがとー!」


うんうん、本当可愛い。

優輝が本当に癒しだよ。


「はい、次~!」


それからはもうどんどん

サクサクすすめていった。


時間もないしね。


おかげであっという間に最後。


「はい。こっちが栞奈ね。」


「ありがと!」


「こっちは藍子。

就職祝込みだから多いよ。」


「うっそ!まじで!

まじで美鈴神!最高!」


藍子にだけはちょっと多めに。

ひとり暮らしするって、お金がかかるから。



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