居場所をください。
━━と、言うわけで。
「虎太朗~!」
来ました、社長家・長曽我部邸。
そして今日は長曽我部さんがいないから
迷わず母屋に。……母屋とか似合わないけど。
「美鈴~!」
そして走ってきた虎太朗を抱き上がれば
なぜか奥から社長が走ってきて
私を抱き締めている。
「……なにしてんの?
早く離れて。」
「美鈴ってさ
俺とひかるとで対応の差があるよな。」
「はぁ?
それよりお腹すいたよー。
ご飯ご飯。」
と、とりあえず虎太朗抱いたまま
社長を置いて貴也と奥へ向かった。
「急すぎてまだ出来てないが。」
「えー!そうなのー?」
「まぁ今作ってると思うし
ダイニング座っとこ。」
施設を出てすぐ、
貴也は社長に電話を掛けた。
そして10分ほどでここについたから
まぁ、できてなくて当然なのだろうけど。
「貴也ももっと早く連絡しろよなー。」
「美鈴が急に言うから仕方ない。」
そしてこの二人、
かつてはタレントとマネージャー
という関係であったし、
貴也が子供の頃からずっと一緒だったこともあり
私と長曽我部さんなみに
この二人も仲良しこよし。
私と長曽我部さんの
未来の図をみているようだよ。