俺が虜にしてやるよ。
「私・・・・、」
そうだった、私、ノアに何も言わなかった。
昨日だって、心配してくれてたのに。
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昨夜、私の家で。
「・・・おい、マリア。」
「なによ、ノア?」
「お前いつまでそこで寝っ転がってんだよ」
「んー・・・ちょっとだるくてさ・・・」
「お前最近寝てないんじゃないか?顔色が良くないぞ」
「そんなこと言って、顔近づけないでよね!」
「おい・・・」
「この変態!もーキモチワルイ!」
バタン!
私はイライラして、自分の部屋に篭っちゃったんだっけ。
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・・・あれ、本当に心配してくれてたのかな。
ノアはいつも意地悪で、何かとキスしてきたりイタズラしたりしてくるから、何考えてるのかわかんないんだ・・・。
私にイタズラしたいんじゃなくて、心配してくれてたとしたら・・・。
私・・・サイテーだ。
「・・り?聖?大丈夫か・・・?」
ハッと気がつくと、りんちゃん先生が心配そうに覗き込んでいた。
「りんちゃん先生・・・」
「どうした?辛いのか?どれどれ・・・」
「そうじゃなくて・・・。私、ノアに会いたいです・・・」
「うわ熱っ!!!」
りんちゃん先生は私の言い分などお構いなしに額を触り叫んでいる。
「これどうしようかなぁー・・・とりあえず冷やすか!・・・んで、聖どうした?」
「・・・・・・・・・・・。」
ちゃんと聞いてよ・・・・。
私は、もう一度ハッキリと声に出した。
「私、ノアに会いたいです」