俺が虜にしてやるよ。
〜マリアside〜  


りんちゃん先生が保健室を出たあと、私は朦朧とした意識の中、ノアのことを考えていた。

(普通に考えたら・・・一つの家に、男と女が暮らすなんて、恋人以外ありえない・・・ノアは、私のこと、邪魔だって思ってるのかな)



ガラガラっ!


「りんちゃん先生・・・?」

返事がない。


まさか・・・!!!


思わずギュッと目をつぶる。


優しく抱き起こされる感覚がする。


「マリア・・・」


「ノ、ア?なんで、ここに・・・」


「俺の勝手だろう。・・・熱は下がったか?」

「うん。」


「ふーん・・・」


ノアは、いきなり顔をぐいっと近づけてきた。 

反射的に顔をそらす。


「安心しろ。キスしねぇから」


そう言いながら、ノアは私の額に自分の額をコツンと合わせた。


「嘘つけ。熱あるじゃねーか・・・どうした。照れたか?」ニヤニヤ



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