俺が虜にしてやるよ。

「なっ・・・!!!」


カッと頬が熱くなる。



・・・ほんとに何考えてるのかわかんない。


「ノ、ノアあんたって奴は、「マリア」・・・っ」


いちいち顔が近い!!って怒ろうと思ったんだけど、真剣なノアの顔をみて、何も言えなくなってしまった。


「・・・俺になぜ黙ってた?」





「・・・・・言いたくない。」

「キスしていいんだな?」

「・・・言います」



好きでもない人にキスとかされたくない!!


言うと言ったものの、言えるはずがなく、私は黙りこくった。


「・・・マリア?」


「・・・大丈夫。」



心配そうにこちらを覗き込むノアを軽く制して、私はぽつりと話し出した。



< 33 / 34 >

この作品をシェア

pagetop