母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 学校に戻ると、ミチ君達が、私達が晴美のホストに
行ったことを、知っていて、慌てて寄ってきた。

「晴美ちゃん、なんだって?」

 ミチ君がのんきに聞いてくるから、

「うん、もう行っちゃった」

 って、私が答えると、

「え!!、どういうこと?」

 と、ミチ君。

そりゃ、いきなり”出発した”なんて言われても、
理解できないよね?

「だから、そういう事」

 寧子が重ねて言うと、

「マジ!もう、出ちゃったの?」

 ミチ君達は、まだ状況が把握できないみたいで、
戸惑っている。

「だから、晴美ちゃんは、移動が決まって、さっき
ネヴァダに向けて出発しちゃって、私達はそれを、
見送ってきたの」

「なんで俺に黙って、行っちゃったんだ!」

 ミチ君が、そう叫んだから、

「ミチ君、晴美ちゃんと付き合ってたの?」

 って、私が言うと、

「コクった。
で、ミチ君は一番大事な友達よ!
って言ってくれた。
俺が一番なんだよ!」
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