母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 本人、かなり熱く語ってたけど、

「アホだ」

 寧子が、

「あんた、バカじゃないの?
一番だろうが、なんだろうが、
友達でしょ?友達!」

 みんながおもわず吹き出した。
それで思わず私は、

「他に好きな人、いたみたいよ?」

 って、言うと寧子が、

〈止めな!〉

 って、目配せした。
その視線の先には、

〈あさひ!〉

 そう、あさひがこっちを見ていた。
私と視線が会うとあさひは、”すっ”と
扉の向こうに消えて行った。

 私は、ドキッとしながらも、
 
〈あさひは晴美が移動するのを知ってた
のかなか?〉

 そんな事を考えていた。
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