母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 そのやり取りを聞いてて、
寧子が笑いながら、、

「お前ら、漫才師か?」

 って、言ったもんだから、
私は、思わず、

「うまい!
2人なら、十分売れるよ」

 って、すごく感心した。
から、あさひの意外な一面を見られて、
すごく嬉しかった。


 それから、ヤマさんの車に乗って、
Golden Dragonに行く途中、
あさひに説明をしたら、

「それは、日本食ですか?」

 ってまじめに聞くもんだから、
思わず吹き出した。
 それを聞いて、ヤマさんも呆れて、

「わかった、もうすぐだから、
自分の目で確認して見ろ?」

 そりゃ、そうだ。
私だって、日本食だって言われて、
お店を見たら、思わず吹き出したもん。

 それが、ここに来て半年間、
まったく日本食の気配がないところで、
初めて見た日本食が、Golden Dragonじゃ、
笑うしかないもんね。

 そんなやり取りをしてるうちに、
街外れの、橋の近くのGolden Dragonが、
見えてきた。

 私を含めヤマさんと寧子は、
ワクワクしながら、あさひの顔に注目した。
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