龍神のとりこ
「いいだろう。」
巨体の竜神は真っ赤な口を見せた。

そのままジンを抱いた身体が宙へ浮かび始める。
「そこの女も、いなくならないように見張っておくんだな。」

舞い上がる風に乗り、シオウとジンの姿が消えた。

無数の葉っぱが舞い降りてきている。






「トーコ、、」
コハクがそっと額にくちびるを当てた。
「終わったよ。すまなかった。」



コハクが、、泣いてる、、、?



あたたかい感触がしばらくそこにあるのを感じながら
トーコは意識を失った。




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