男装少女争・奪・戦 ~男子校とか無理だから!!~ 【完】
体触られたらヤバいんだろ
それは
俺の性別を知らなきゃ言うはずがない言葉
バレて……た?
「何言ってッ……」
動揺してうまく言葉が紡げない。
「さあな」
意味深なそのセリフは俺の不安を駆り立てた。
会長にバレたら
本当にヤバい
会長が鹿島先輩みたいに秘密にしてくれるわけないし
「会長、頭大丈夫ですか?」
とっさに俺の口をついて出たのは
呆れるようなセリフ
バカ
挑発してどうすんの……
「……」
会長…怒ってる?
「すみません?」
?マークつけてんじゃねぇよ……
余計挑発しちゃうだけじゃん
「本当にお前、オモシれぇな」
ふぇ?
怒ってるんじゃない?
フッと笑う会長サマ
「教えてやるよ」
「……え?」
承諾した?
「な、何でいきなりそんな……」
「不満でもあんのかァ?」
ない
ないけど……
ヤダってさっき言ってたのに
「ほら」
俺に手をのばす会長サマ
「えっと?」
「行くんだろ? 連れてってやるよ」
優しすぎやしませんか?
だってそれは
お姫様をエスコートするようで……
俺は自分の顔がみるみるうちに赤くなっていくのがわかった。
会長なんかに赤くなるなんて……
まあこんな会長サマなら赤くなっても仕方ない……ってダメだろ!
目ぇ覚ませ俺!
「忘れてた」
「へ?」
俺の腰グイッと引き寄せた会長サマは
そっと俺の頬に
キスを落としたのでした。
え? え?
「行くぞ」
「え、あ、はい」
何もなかったように
歩き出す会長の後ろを
急いで追いかけた。
それは
俺の性別を知らなきゃ言うはずがない言葉
バレて……た?
「何言ってッ……」
動揺してうまく言葉が紡げない。
「さあな」
意味深なそのセリフは俺の不安を駆り立てた。
会長にバレたら
本当にヤバい
会長が鹿島先輩みたいに秘密にしてくれるわけないし
「会長、頭大丈夫ですか?」
とっさに俺の口をついて出たのは
呆れるようなセリフ
バカ
挑発してどうすんの……
「……」
会長…怒ってる?
「すみません?」
?マークつけてんじゃねぇよ……
余計挑発しちゃうだけじゃん
「本当にお前、オモシれぇな」
ふぇ?
怒ってるんじゃない?
フッと笑う会長サマ
「教えてやるよ」
「……え?」
承諾した?
「な、何でいきなりそんな……」
「不満でもあんのかァ?」
ない
ないけど……
ヤダってさっき言ってたのに
「ほら」
俺に手をのばす会長サマ
「えっと?」
「行くんだろ? 連れてってやるよ」
優しすぎやしませんか?
だってそれは
お姫様をエスコートするようで……
俺は自分の顔がみるみるうちに赤くなっていくのがわかった。
会長なんかに赤くなるなんて……
まあこんな会長サマなら赤くなっても仕方ない……ってダメだろ!
目ぇ覚ませ俺!
「忘れてた」
「へ?」
俺の腰グイッと引き寄せた会長サマは
そっと俺の頬に
キスを落としたのでした。
え? え?
「行くぞ」
「え、あ、はい」
何もなかったように
歩き出す会長の後ろを
急いで追いかけた。