ブラックバカラをあなたへ
碧斗side




日曜の夜、俺らは倉庫にいた。




最初は何もせず、ただボーとしていただけだったが、ふとあいつらのことを思い出した。




あの5人の女ども。




うぜぇぐらいに綺麗な顔をしていた。




でも、あいつらの目にはそれぞれの闇があるようで。




そして、何かを隠している。




俺は、それが気になって仕方なかった。




その何かを、あいつらの持っている闇を、俺はなぜか知りたくなった。




「なぁ、咲満、あいつらのこと調べてくれねぇか」




「あいつらとは、あの5人のことですね。いいですよ。少し待っていてください」




カタカタカタと、キーボードを打っている音が鳴る。




タンッという音を最後に鳴り止んだ。




「不思議です」




咲満がそう呟いた。




「どうした。」




俺はパソコンを覗くため、座っていたイスから、咲満の座っているソファに移る。




「4人は出てくるんです。名前、年齢、学校、家族構成。でも、葉音だけが、名前と家族構成しか出てこない…それに、5人のもっと深いところまで探ろうとしてもヒットしないんです」




「深いところってなんだ?」




「経歴などです。出身地、家の場所、昔起こしたり、巻き込まれた事件などです。見つからないなんてこと、今までありませんでした…葉音に関しては尚更」




やっぱ、なんか隠してるな。




ワケアリってことか?




世界にも通用するぐらいのハッキングの技術がある咲満でも、これ以上無理なんてな。




あいつら、何者なんだよ。




ますます気になって仕方ねぇ。




まぁ、まだ時間はある。




ゆっくり、お前らのこと暴かせてもらう。




碧斗side end
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