正義の味方に愛された魔女2
「もういいよ。
信用できない男と付き合うのは嫌だろ?
だから、もう終りにしよう」
あれ?どこかで聞いた誰かの昔話?
「……わかったわ……。
隼人さんって、こじれた別れ話を母親に何とかしてもらう様なマザコンだったのね。
今まで、ありがとう。さよなら」
結局、信じないまま隼人に汚名を着せて出て行った……。
「隼人、会社に菜摘さんの友達が居るんでしょ?
噂になって仕事し辛くなったりしない?
あーそうか。隼人、もうそろそろ…」
「『こじれた別れ話を母親に何とかしてもらう様なマザコン』だって?
俺、仕事では信用されてる方だし。
そう。もうそろそろ独立計画、実行に移すから。
あと三ヶ月くらい。もう会社に話したし。
一緒に抜ける奴等と、着々と進めてるからね。
くだらない噂で信用無くすような事はないよ。
視れば解るし。
菜摘の友達っていう後輩のほうが、そんな噂を触れ回ったら仕事し辛くなるよ。
俺の出張の話だけじゃなくて、
虚言癖があるのは会社の中でも知られてるんだ」
《そうか…じゃぁこの件はスッキリしなかったけど解決だね…》
「はぁ……うん。そうだね。
……母さん、お世話になりました。どうもありがとうございました」
テーブルから見えなくなるほど深々~と頭を下げると、
今度はその頭をおずおずとゆっくり上げて聞いてきた。
「……それで、あのぉ。俺に対する制裁の方は、どの様に……」
「あー、無し無し。
沙耶ちゃんの件が悪い方に転んだら考えようと思うよー。
でも今日のこれは…さすがに隼人が不憫だよ。
でもね……母さんの価値観を押し付けるのは良くないけど、
好きでもないのにお試しで付き合って、
好きでもないのにヤれちゃうっていうの、やめなよぉ……」
「あぁ…うん。
情状酌量…ありがとう。
もう懲りたよ。誰も好きになれないなら、もう恋愛なんてしないよ、面倒臭い…。
悪いけど孫の顔は見せられない、ごめんね」
いや、そこまで今から諦めてしまわなくても…。
《いいんだ。
だけど、好きじゃないならヤらないって事になるんだよな?
ヤバいな…それじゃ、実質禁欲無期限かよ…。
やっぱり荒川さんに、禁欲生活指導、受けないと…》
哀れにも、悪魔は自分で自分に制裁を加える事になったのだった……。
信用できない男と付き合うのは嫌だろ?
だから、もう終りにしよう」
あれ?どこかで聞いた誰かの昔話?
「……わかったわ……。
隼人さんって、こじれた別れ話を母親に何とかしてもらう様なマザコンだったのね。
今まで、ありがとう。さよなら」
結局、信じないまま隼人に汚名を着せて出て行った……。
「隼人、会社に菜摘さんの友達が居るんでしょ?
噂になって仕事し辛くなったりしない?
あーそうか。隼人、もうそろそろ…」
「『こじれた別れ話を母親に何とかしてもらう様なマザコン』だって?
俺、仕事では信用されてる方だし。
そう。もうそろそろ独立計画、実行に移すから。
あと三ヶ月くらい。もう会社に話したし。
一緒に抜ける奴等と、着々と進めてるからね。
くだらない噂で信用無くすような事はないよ。
視れば解るし。
菜摘の友達っていう後輩のほうが、そんな噂を触れ回ったら仕事し辛くなるよ。
俺の出張の話だけじゃなくて、
虚言癖があるのは会社の中でも知られてるんだ」
《そうか…じゃぁこの件はスッキリしなかったけど解決だね…》
「はぁ……うん。そうだね。
……母さん、お世話になりました。どうもありがとうございました」
テーブルから見えなくなるほど深々~と頭を下げると、
今度はその頭をおずおずとゆっくり上げて聞いてきた。
「……それで、あのぉ。俺に対する制裁の方は、どの様に……」
「あー、無し無し。
沙耶ちゃんの件が悪い方に転んだら考えようと思うよー。
でも今日のこれは…さすがに隼人が不憫だよ。
でもね……母さんの価値観を押し付けるのは良くないけど、
好きでもないのにお試しで付き合って、
好きでもないのにヤれちゃうっていうの、やめなよぉ……」
「あぁ…うん。
情状酌量…ありがとう。
もう懲りたよ。誰も好きになれないなら、もう恋愛なんてしないよ、面倒臭い…。
悪いけど孫の顔は見せられない、ごめんね」
いや、そこまで今から諦めてしまわなくても…。
《いいんだ。
だけど、好きじゃないならヤらないって事になるんだよな?
ヤバいな…それじゃ、実質禁欲無期限かよ…。
やっぱり荒川さんに、禁欲生活指導、受けないと…》
哀れにも、悪魔は自分で自分に制裁を加える事になったのだった……。