正義の味方に愛された魔女2
「百合…綺麗だ」

《本当に!……なんか、さわり心地いい……しっとり気持ちいいな……。

下から見上げられると、こんな感じかぁ。

………ぅわぁ……なんか色気すごいな。
エロいわ、百合。
色々すっ飛ばして今すぐ欲しい…百合が欲しい。
いやいや…ヤバイな…落ち着け、俺!》


「ごめんな……エロくて。
名前、呼んで?
……俺のエロいのが視えたり聴こえたりして気になったら、呼べばいい。

触られてる表面を、ただ感じてればいいんだ。
今は俺の気持ちより、痛いとか気持ちいいとか、自分の体、感じてて…」


「うん……大丈夫だよ。エロいの知ってる。
龍二 ………。
ほんっとうに私、久し振りなの。ゆっくり、優しくしてね……」


「わかってるよ…。
百合、愛してる」


「私も」


《……ちゃんと言って?》


「私も龍二を愛してるよ……」





龍二との初めては………大丈夫だった。
けど、その後に問題が……。


体はちゃんと機能した。
龍二が、しつこく念入りにじっくりねっちり進めてくれたお陰で、
25年以上のブランクを感じることなく、彼の愛を感じる事ができた。

私の力は、発動し続けたけど、
彼の名前を呼ぶたびに、意識が表面に戻る気がして不思議だった。

龍二に暗示を掛けられたんじゃないだろうか?


彼は、
一回目は終始、優しかった。
二回目は少し激しかった。
えっ?うそ!三回目?……無理!
朝が大変でしょ、と断ったはいいけど、
治まらないのが可哀想だったので、口で我慢してもらった。

《こんなことまでしてもらえるとは、思わなかった…》

って、やむを得ず?
よろこんでくれたから嬉しかったけどね。

どうしてそんなに元気なの?!
あんたほんとに四十路かい?


だけど翌朝、大変な思いをしたのは私の方だった………。




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