正義の味方に愛された魔女2
龍二はもう寝てしまったかな?

結構色々あって、本当に激動の一日だったもんね。
あ、でもそれは私にとって激動だった訳で…。


ベッドのこっち半分の広く空いたスペースに潜り込むと、
直ぐに後ろから彼の腕に包み込まれた。

やっぱりね、寝ちゃうわけないよね。


《百合……。
あ………寝る時ノーブラかぁ………触り易くていいな。
……なぁ、こっち向いて?》


向かい合ったらやっぱりすぐキスされた。


「………っん…ぁ」


ん?うーん………でもなぁ。
さっきから、早く脱がして全部見たいという気持ちが視えている。


「でもね、私、見せる自信は無いよ。暗いままでいい」


カチッ…!

あーやられた。
ベッドサイドに立ってるスタンドのスイッチを引っ張られて、
明かりを点けられてしまった。




龍二の指と唇は、脱がしながら私の輪郭をゆっくり辿って……。

スタンドライトに私のすべてを晒し、
眺めながら自分の着ているものを脱ぐ。


《……ほんとに50過ぎか?
出るとこ出て、引っ込むとこ引っ込んで、テキトーに肉付いてんのな?中年太り、しなかったのかよ……子供生んだのに?!》


そんなに感動しなくても…。
私のほうが、実はすごく感動していた…。

40歳の男の人って、こんなに筋肉ハッキリ付いてるもの?
異常なくらい鍛えてる…よね。
仕事で動く他に、武道と格闘技を色々やってるって言ってた。
実家は柔道の道場を持っていて、お父さんは師範。
鍛える環境、整いすぎてるね……。
筋肉バカ?……いや失礼、馬鹿じゃないよ。


「いや?腰とかお腹とか、付いてるでしょーよ。ムチムチだよ?
あっちもこっちも筋肉落ちてフニャフニャだし。

ねぇ、それよりさ、腹筋割れてるアラフォーって、そう居ないんじゃない?
凄いね」


「…………半分くらい、百合のせい。
片想いが長くてさぁ……。
相手居ないから、体鍛えて性欲発散してた」


何それ……筋肉量=性欲の強さ?
世界中のマッチョな方々の誹謗中傷を受けるよ……。




わっ………とうとう乗っかってきちゃう?
密着し続けちゃう?どうなっちゃう?




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