無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
 ふふふ……

 ユキを見るなりニヤリといたずらっぽい笑みを浮かべている。


 その笑みからは今朝の落ち込んだ様子は伺えない。



「な、なんですか、お嬢さま」


 真優はザックリと事情を説明し

「というわけで、お願いっ!」

「――え?
 わ… 私がですかっ?」

「お願いお願いユキ、一緒に行って!」


「いやいいぇ…いや 無理
 絶対無理ですよお嬢さま!」


 固辞するユキを見て真優はプゥーっと頬を膨らませ

「はい これ」と、メモを見せた。
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