無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
『ユキ、頼む
 真優と一緒に、真優の友人としてパーティに参加して
 何もないように真優を守ってほしい 桐谷遥人』


 真優の婚約者、桐谷遥人からのメッセージだ。


「…」

「私はね、一人でも大丈夫だよって言ったんだよ?」


 桐谷遥人は恋人真優のことが心配なのだろう。

 二人が恋人同士になる前、実際ある披露宴で真優が嫌がらせをされたところを、当時上司だった桐谷遥人が助けたことがある。

 メモからも、婚約者の心配がユキにもしっかりと伝わってきた。



「ユキかSPをね、連れて行くようにって言うんだよ

 知らない女性SPと行くならユキがいい

 ママももちろん了解済みだから」



「…でも…私なんかが…」


「とにかくこっちに来て」


「え」


 グイグイ腕を引かれて連れて行かれた先はリビングで、そこには青木夫人と花菱百貨店の大石がいた。
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