チェロ弾きの上司。
◇
「望月、指示した資料はまだか!」
真木さんが窓を背にしたデスクに座ったまま、叫んでくる。
「すみません、あと10分お待ちください」
「あと5分!」
このぉー。
真木さんはやっぱり会社じゃ優しくない!
昨日チェロを弾く姿を美しいなんて見とれてた自分がバカみたい!
真木さんは1カ月たって会社に慣れてきたせいか、ますます仕事のスピードは上がり、あたしにも容赦なく仕事を振りはじめた。
こっちは合間に電話応対しながら資料作ってるっていうのに!
あ、また電話が鳴った。
誰か……誰も出ないよね。
気持ちを切り替え、受話器をとる。
「真木さん、お待たせしました、共有フォルダにデータ入れました」
「8分。まあまあだな」
……はぁ。よかった。
今日の仕事、ひと山越えた。
あー、頭痛いなぁ。
腰も痛いし。
こりゃそろそろ来るな。
カレンダーを見てため息をついた時だった。
「望月、指示した資料はまだか!」
真木さんが窓を背にしたデスクに座ったまま、叫んでくる。
「すみません、あと10分お待ちください」
「あと5分!」
このぉー。
真木さんはやっぱり会社じゃ優しくない!
昨日チェロを弾く姿を美しいなんて見とれてた自分がバカみたい!
真木さんは1カ月たって会社に慣れてきたせいか、ますます仕事のスピードは上がり、あたしにも容赦なく仕事を振りはじめた。
こっちは合間に電話応対しながら資料作ってるっていうのに!
あ、また電話が鳴った。
誰か……誰も出ないよね。
気持ちを切り替え、受話器をとる。
「真木さん、お待たせしました、共有フォルダにデータ入れました」
「8分。まあまあだな」
……はぁ。よかった。
今日の仕事、ひと山越えた。
あー、頭痛いなぁ。
腰も痛いし。
こりゃそろそろ来るな。
カレンダーを見てため息をついた時だった。