大人の恋は波乱だらけ!?
「ご……ごめんなさい……」
素直に謝ったが彼は頷く事はしなかった。
ただ、獲物を狙う様な目つきで私を捕らえていた。
逸らす事も許されず、高梨部長を見上げる事しか出来なくて、私は1人困り果てる。
「……謝らなくていい。
相手が俺ならいくらでもやって構わない。
……寧ろ大歓迎さ」
高梨部長はニヤリと怪しげな笑みを浮かべ私を見下ろす。
妙な胸騒ぎを感じながらも『はあ』と曖昧な返事を返していれば、いきなり彼の顔が近づいてきた。
咄嗟の事で目を瞑ることも出来ずに固まっていれば耳元で低く囁かれた。
「自分が蒔いた種だ。
身を持って分からさせてやるよ。……男の本性をね」
いつもの彼からは想像できないほどの低ボイス。
聞き惚れるのも束の間、彼は私の頬を優しく包み込んだ。
「た、高梨部長……?」
返事が返って来る事はなかった。
その代わりに高梨部長の熱い吐息が私の耳を刺激する。
ちゅっとリップ音を立てながら高梨部長は私の耳にキスを落とした。
「っ……」
小さく漏れる甘い声。
必死に抑えようと口を両手で押さえるけれど、彼は妖艶な笑みで私を見降ろしてくる。
「可愛い抵抗だな。
でも……そんな余裕なんてなくしてやるよ」
「あっ!!」
口元を覆っていた私の手は、まとめて頭の上の方へと押さえつけられてしまう。
素直に謝ったが彼は頷く事はしなかった。
ただ、獲物を狙う様な目つきで私を捕らえていた。
逸らす事も許されず、高梨部長を見上げる事しか出来なくて、私は1人困り果てる。
「……謝らなくていい。
相手が俺ならいくらでもやって構わない。
……寧ろ大歓迎さ」
高梨部長はニヤリと怪しげな笑みを浮かべ私を見下ろす。
妙な胸騒ぎを感じながらも『はあ』と曖昧な返事を返していれば、いきなり彼の顔が近づいてきた。
咄嗟の事で目を瞑ることも出来ずに固まっていれば耳元で低く囁かれた。
「自分が蒔いた種だ。
身を持って分からさせてやるよ。……男の本性をね」
いつもの彼からは想像できないほどの低ボイス。
聞き惚れるのも束の間、彼は私の頬を優しく包み込んだ。
「た、高梨部長……?」
返事が返って来る事はなかった。
その代わりに高梨部長の熱い吐息が私の耳を刺激する。
ちゅっとリップ音を立てながら高梨部長は私の耳にキスを落とした。
「っ……」
小さく漏れる甘い声。
必死に抑えようと口を両手で押さえるけれど、彼は妖艶な笑みで私を見降ろしてくる。
「可愛い抵抗だな。
でも……そんな余裕なんてなくしてやるよ」
「あっ!!」
口元を覆っていた私の手は、まとめて頭の上の方へと押さえつけられてしまう。