大人の恋は波乱だらけ!?
「昴さん!貴方は一体何を考えて……!
明美は貴方の事を真剣に想っているんですよ!」


連れて来られたのは家だった。

玄関に入った瞬間、私は彼を問いただす。
外では人目が多く黙っていたが、もう我慢の限界だった。

明美はさっきの事で傷ついただろう。
恐らく私たちの関係を誤解した。

こんな事をして何になるの?

昴さんだって少なからず立場が悪くなる。

それなのに……。

色んな感情が抑えきれなくなって彼の背中に向かって叫ぶ。


「……うるせぇよ」

「うるさいって……」

「うるせぇって言ってるだろう!!」


ドンと私を突き飛ばす様に扉に押し付ける昴さん。

目の前の昴さんの顔が怖すぎて。
何も言えずに目を丸くする。


「お前こそどういうつもりだよ……」

「え……」

「これ以上、俺を惑わせんじゃねぇよ!!」


怒鳴り声。

だけどそれは……。
哀しそうに聞こえたんだ。
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