大人の恋は波乱だらけ!?
彼は私の事を考えているのだろうか。
大好きな小説が手につかないほど、私を想ってくれている。


「っ……」


そんな事を言われて恥ずかしくない訳がない。
紅くなる顔を俯かせながら彼の視線から逃れる。


「な、何でもねぇ」

「……」

「忘れろ、分かったな!?」


真っ赤な顔をしながら無理やり私と顔を合わせる昴さん。

ドキンと胸が高鳴りながらも小さく首を横に振った。

ここで頷いたら駄目。
咄嗟にそう判断したんだ。


「私……忘れません……」

「はあ?」

「だって……同じだから……」

「お、同じって……」


聞かなくても分かる、というくらい、昴さんは耳まで紅くなっていた。
でも、それが正しいのかを確かめるように私を見つめている。


「……私も……昴さんの事で頭がいっぱいで……。
仕事が手につかなくて困っているんです」


恥ずかしい。

だけど伝えたかったんだ。

私の本当の気持ちを。
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