大人の恋は波乱だらけ!?
「な、何言って……」

「さ……さあ……何言ってるんでしょうね……」


真っ赤な顔で見つめ合う。
だけどすぐに目を逸らした。
だって恥ずかしくてやっていられない。


「……忘れてください」

「……忘れねぇ」

「え……」

「こんなに嬉しい事を忘れられる訳ねぇだろ?」


にっと白い歯を見せびらかしながら昴さんは笑った。
無邪気なその笑顔に、私は完璧にやられたんだ。


「葉月?」


貴方の口から私の名前が出る。
それだけで、もう駄目だった。

ドキドキする。
頭がおかしくなるくらい恥ずかしい。


「な、何でもないです」

「は?顔紅いけど」

「それは昴さんだって!!」


見上げるように彼を見れば視線が交じり合う。
その瞬間、体の体温が一気に上昇していく。
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