大人の恋は波乱だらけ!?
「昴さん……一体何がどうなってこんな事に……」

「お前が暴れるからだろう?」

「だって恥ずかしいって言うか……」

「うるせぇ黙ってろ」

「あっ……待ってください!!」


私はというとベッドの上で手足をバタバタとさせていた。
それをものともせず、彼は私の上に乗りながら、パサリと音を立てて紙を捲っていく。

恥ずかしさから目を瞑り枕に顔を埋める。

俯せに寝転ぶ私。
その背中に乗りながら呑気にある物を読む昴さん。

妙な光景が広がっていた。


「もういいじゃないですか!返して下さい」

「……」


無視をされると少し哀しくなるのは何故だろう。
そんな事を考えながら屈辱に耐える。

昴さんが読むのは私の小説だ。
さっき友輝と一緒に直したばかりの【恋した悪魔】の小説。

それを昴さんが勝手に読んでいるんだ。


「ま、前に見たじゃないですか!だから……」

「……凄い」

「え……」


まるで独り言の様な声のトーン。
だけど私には聞こえた。

固まる私をよそに彼は勢いよく私からどく。
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