大人の恋は波乱だらけ!?
「そ……そんなの当たり前じゃない!
私と高梨部長は付き合っているんだし……」


友輝の言いたい事が分からなかった。
私は高梨部長が好き。
その気持ちに間違いはないのに……。
何故だろう。
胸の奥がぎゅうっと苦しくなっていく。


「付き合ってるとか関係ナシに……お前は……誰と一緒に居たいんだよ!?
誰の隣で笑って、生きていきたいんだよ!!」


友輝の叫びがゆっくりと消えていく。
周りに座っていた人たちの視線が集まって来るけれど、それすら気にならないくらい私の鼓動は高鳴っていた。


「……」


開きかける口が動かない。

その理由は分かっている。

だって……。


『どんなに格好悪くても諦めんじゃねぇよ。
夢の為なら必死扱いて努力しろ。
……それが出来ないなら後悔なんかするんじゃねぇよ』


私の頭を支配するのは……。


『楽しいから書くんだろ?
別にそれを怖がる必要はない。お前が書きたいと思うなら、夢を追いかけたいと思うなら。
今からだって十分に間に合うはずだ。
夢を叶えるのに遅いなんて事はねぇよ』


ずっと憧れていて、大好きな高梨部長ではなくて……。


『好きな様に生きればいい。お前が後悔しないならな』


不器用だけど、真っ直ぐに自分の夢を追いかけて……。


『もしお前が夢を追いかけるのなら……。
俺がお前のファン第1号になってやる』


その強さで私の背中を押してくれる……昴さんだった。
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