大人の恋は波乱だらけ!?
暫く仕事をしていれば、スマホが小刻みに震えだした。
仕事中だと言う事もあり放置をしようと思ったが名前を見た瞬間目を見開いた。


「高梨部長!」


私はスマホを掴みオフィスから抜け出す。


「もしもし桜木です」

『ははっ……知ってるよ。お前に掛けたんだから』

「あーそうですよね。どうかしましたか?」

『ああ、今、お前のパソコンに資料を送った。それをコピーして販売部に届けてくれないか?』

「販売部……」


その部署の名前に自然に顔は歪む。
明美の部署だ。
しかも、まだ仲直りはしておらず気まずいまま。


『どうした?都合悪いか?』

「い、いえ大丈夫です。分かりました届けておきますね」

『頼んだ、それと……仕事終わったら家に来てくれ』

「え?」

『……1人じゃ不安なんだ』


電話越しからでも伝わる弱々しい声。
それを聞いて放って置ける訳もなく、2つ返事で答えを返した。
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