SECRET COCKTAIL
「お前、どういう事なんだよ」
「なんだよ。でかい声だすなって」
対照的な二人の雰囲気に、何が起きているのかとハラハラしてしまう。
「お前、何呑気に、」
「呑気になんかしてねぇよ」
雅君はもう一度お兄ちゃんに視線を向けると、そのまま二人の間に緊迫した沈黙が広がった。
「美來、悪い。ちょっと雅弥連れてく」
「う、うん」
「雅弥、ちょっと俺の部屋で話そうぜ」
「分かったよ」
渋々といった様子で、雅君が立ち上がる。
そのまま、二人で部屋を出て行った。