SECRET COCKTAIL


「いい。ここは俺一人で」


「でも、ミヤビさん」


「いいから。それに、すぐ帰す」


取りつく島もない態度の雅君に、「わかりました」と彼は、テーブルを離れて行った。


「とりあえず、ウーロン茶でいいな。一杯飲んだら帰れよ」


「ううん。お酒がいい」


「は?何言ってんだよ。お前は、未成、」



未成年、と言おうとしたんだろう。



流石にまずいと思ったのか、言葉を飲み込んでチラリと周囲に視線を走らせてから、小さく息を吐く。

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