SECRET COCKTAIL
「私、」
「うん?」
「私、言ってもいいの?」
「ああ、聞きたいな」
あの日。
雅君に想いを告げた日から。
この想いは、二度と口にする事はないと思っていた。
本当に言ってもいいの?
もう封じ込めることなんてできそうもない、この気持ちを。
あの日と同じように。
すっと息を吸い込むと、大好きな雅君の香りが胸を満たした。
「私、雅君が好き。ずっとずっと、大好きだった」
思い切って告げた言葉に、雅君が耳元で熱い息を吐いた。