SECRET COCKTAIL
「でもちょっと安心したな。あんな兄貴を見られるって思わなかった」
「あんなって?」
「美來ちゃんといる時の兄貴、なんだか幸せそうだから」
「え・・・」
思わず耳が赤くなる。
だけど、本当にそうなんだろうか。
自分では良く分からないけれど。
もしも私といる事で、雅君が少しでも幸せを感じてくれているのなら、私は物凄く嬉しい。
「何話してんだよ」
いつの間にか背後に雅君が立っていて、私の肩を抱くようにして引き寄せる。
背中に、雅君の温もりを感じた。