SECRET COCKTAIL
「あ、兄貴。美來ちゃん、可愛いね。俺、気に入ったよ」
優弥君は無邪気にそう言うけれど。
雅君は優弥君とは反対側に顔を寄せてきて。
「美來?」
低い声で私の名前を呼ぶ。
いや、まさか、これはちょっとまずい流れのような。
「ま、雅君、違うよ?優弥君は、そう言う意味じゃなくて」
「ふーん。どういう意味だって?」
息が触れる位耳元で、低音で囁くから、私の身体はゾクリと粟立つ。
「あとで、聞かせて貰うからな」
そう言って、甘噛みするように耳にキスして離れて行った。