SECRET COCKTAIL
「兄貴、俺、そろそろ帰るよ。近い内にまた来るから」
「なんだよ。泊まってくんじゃないのか」
「そう思ったけど、どうせ車で来ているし。それに」
「なんだよ?」
「週末なのに、泊まったら美來ちゃんに悪いし」
「ええっ!?そんな事ないよ。優弥君せっかく来たのに」
「いいって。二人のラブラブっぷり見たら、俺も彼女に会いたくなってきた」
優弥君に意味深に見つめられて、頬のほてりがぶり返してくる。
「お前、彼女いんなら今度連れて来いよ」
「うん、連れて来る」
グラスに残っているウーロン茶を飲み乾して。
外まで送ろうとする私を制して、優弥君は颯爽と帰って行った。