強引な彼の求愛宣言!
「武藤さんって、今彼女いないんですよねー? 別にいなくてもいい、って感じなんですか?」
「欲しくないわけではないよ」
あっさり言いつつ、俺もマグカップを自分で洗う。青島が引き止めるから立ったままコーヒー飲みきったわ……。
俺の言葉に、青島は意外そうに眉を上げた。
「へー。じゃあ、実はもう狙ってる子がいたり?」
「……さあ?」
「ええっ気になるな~~」
余裕ぶった調子で答えたけど、内心俺は少しだけあせっている。
狙ってる子、なんて。そう訊かれて思い浮かんだのが今の今まで話題に上がっていた宮信の深田さんの顔だったことに、自分でも動揺した。
まだ、数回しか顔を見たことがない。言葉を交わすのも、電話でのテンプレートみたいな会話だけ。
そんな相手、なのに。
「とりあえず俺、フカダさん気になるんで今度窓口行ってみようかなーって思うんですけど!」
「やめとけよ、迷惑行為」
「えー」
後輩の軽口を諭すにも若干の私情が入ってしまうのは、たぶん、相手が彼女だからで。
でも──……仕方ない。
だって深田さんは俺の中で、他の人とは明確に違うところにいる。
ただ、仕事上の付き合いで話すだけの人じゃない。それはきっと、俺だけが感じていること。
俺にとって、彼女は──最初の印象から、特別だったんだ。
「欲しくないわけではないよ」
あっさり言いつつ、俺もマグカップを自分で洗う。青島が引き止めるから立ったままコーヒー飲みきったわ……。
俺の言葉に、青島は意外そうに眉を上げた。
「へー。じゃあ、実はもう狙ってる子がいたり?」
「……さあ?」
「ええっ気になるな~~」
余裕ぶった調子で答えたけど、内心俺は少しだけあせっている。
狙ってる子、なんて。そう訊かれて思い浮かんだのが今の今まで話題に上がっていた宮信の深田さんの顔だったことに、自分でも動揺した。
まだ、数回しか顔を見たことがない。言葉を交わすのも、電話でのテンプレートみたいな会話だけ。
そんな相手、なのに。
「とりあえず俺、フカダさん気になるんで今度窓口行ってみようかなーって思うんですけど!」
「やめとけよ、迷惑行為」
「えー」
後輩の軽口を諭すにも若干の私情が入ってしまうのは、たぶん、相手が彼女だからで。
でも──……仕方ない。
だって深田さんは俺の中で、他の人とは明確に違うところにいる。
ただ、仕事上の付き合いで話すだけの人じゃない。それはきっと、俺だけが感じていること。
俺にとって、彼女は──最初の印象から、特別だったんだ。