秘密の契約
「そう……良かった」



「うん」



機械的に返事をした日菜に千波は眉をあげた。







会計を済ませると駐車場に向かい車に乗る。



診察室から出てきてからずっと日菜は考え事をしている。



そして今にも泣きそうな顔をしていた。



「何か診察室であった?」



ハンドルを握りながらちらっと日菜を見る。



「何もない……」



何もないと言うのにいつもの笑顔が無かった。




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