秘密の契約
車はハザードを出すとハンドルを左にきって路肩に止まった。



「千波くん?」



「何もないわけがないだろう?酷い顔をしている」



千波はシートベルトを外すと日菜の方に身体を向けた。



そして千波の指が日菜の顎にかかる。



茶色の瞳にじっと見つめられて日菜は目をそらした。



「目をそらさないで」



「……千波くんは……関係ないの……」



「関係ないか……そうかもしれない……こんな事を言う立場ではないかもしれないが診察室を出た君は様子がおかしい 絶対に何かあったに違いない それを俺に話すことは出来ないのか?力になりたいんだ」




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