かわいい君まであと少し
望月課長にメールで居場所を伝えてから料理本のコーナーに向かう。
本棚を適当に引き抜き、その中から『大人ごはん&子供ごはん』という本を取り出した。
大人の食事と子供の食事を同時に作るコツがあるのかな。今も何とかできてるけど、もっと短時間でできるといいんだけどな。
レシピを見ていくと、やっていることは今自分がやっていることとたいして変わらない。最初に薄めの味付けで作ってから、それを一人分だけ分けて、残りを大人用の味付けにする。
まあ、それしかないよね。
他の料理本を見ても、そんな感じだった。
「熱心だな」
「わ、びっくりした」
「お疲れ」
「お疲れ様です」
「それ、買う?」
望月課長は手に持っていた本を指差して言った。
「いいえ、ちょっと見ていただけですから」
本を元の場所に戻し「さあ、帰りましょう」と言って、出口へと歩き出した。
「志穂の写真、かわいかったな」
「はい。お姉さんにも送ってあげましたか?」
「ああ、送った。向こうはまだ見てないだろうな」
「そっか、時差がありますよね。旦那さんって海外勤務って言ってましたけど、どこなんですか」
「ニューヨーク!」と、少し驚いた声が出てしまった。
本棚を適当に引き抜き、その中から『大人ごはん&子供ごはん』という本を取り出した。
大人の食事と子供の食事を同時に作るコツがあるのかな。今も何とかできてるけど、もっと短時間でできるといいんだけどな。
レシピを見ていくと、やっていることは今自分がやっていることとたいして変わらない。最初に薄めの味付けで作ってから、それを一人分だけ分けて、残りを大人用の味付けにする。
まあ、それしかないよね。
他の料理本を見ても、そんな感じだった。
「熱心だな」
「わ、びっくりした」
「お疲れ」
「お疲れ様です」
「それ、買う?」
望月課長は手に持っていた本を指差して言った。
「いいえ、ちょっと見ていただけですから」
本を元の場所に戻し「さあ、帰りましょう」と言って、出口へと歩き出した。
「志穂の写真、かわいかったな」
「はい。お姉さんにも送ってあげましたか?」
「ああ、送った。向こうはまだ見てないだろうな」
「そっか、時差がありますよね。旦那さんって海外勤務って言ってましたけど、どこなんですか」
「ニューヨーク!」と、少し驚いた声が出てしまった。