かわいい君まであと少し
ノートを閉じバッグにしまい、ついでに明日着る服を準備してあげた。また志穂ちゃんがぐずってしまった時のために二つのパターンを用意しておく。それをテーブルの上に並べて置いておいた。
「怜子、何してるんだ」
髪をタオルで拭きながら望月課長がテーブルを覗き込んできた。
「明日の服の準備です。様子を見てどっちかを着せてあげてください」
「ありがとう。これで今朝見たいなことにならずに済むよ」
望月課長は冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、私の隣に座ると喉を鳴らしながら一気に半分くらいを飲み干した。
「今日はビールじゃないんですね」
「タバコが吸いたくなるから止めた」
「禁煙、禁酒、健康的ですね」
「ああ、本当健康的だ。そのうえ、朝昼晩もちゃんとした食事だからな」
残りの水を飲み干すとペットボトルをゴミ箱に捨てた。そこから乾いた音が響いた。思いのほか音が大きかったので、二人して志穂ちゃんのほうを見た。
志穂ちゃんはぐっすり寝ていた。
「あの、田中さんに今の状況、話していいですか?」
「今の状況って?」
「望月課長と一緒に志穂ちゃんの面倒を見ていることです。水曜日は私が定時に帰らないといけないし、もし仕事で何かあったときは田中さんの手を借りたいんです。そのためにも説明をしておきたくて」
「なんだ、まだ話してなかったのか?」
「はい」
突然、頭を撫でられた。今の話の流れで頭を撫でられる要素は全くなったように思う。それども望月課長は私の頭を撫で続けている。
「ちょっと、何なんですか」
「怜子、何してるんだ」
髪をタオルで拭きながら望月課長がテーブルを覗き込んできた。
「明日の服の準備です。様子を見てどっちかを着せてあげてください」
「ありがとう。これで今朝見たいなことにならずに済むよ」
望月課長は冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、私の隣に座ると喉を鳴らしながら一気に半分くらいを飲み干した。
「今日はビールじゃないんですね」
「タバコが吸いたくなるから止めた」
「禁煙、禁酒、健康的ですね」
「ああ、本当健康的だ。そのうえ、朝昼晩もちゃんとした食事だからな」
残りの水を飲み干すとペットボトルをゴミ箱に捨てた。そこから乾いた音が響いた。思いのほか音が大きかったので、二人して志穂ちゃんのほうを見た。
志穂ちゃんはぐっすり寝ていた。
「あの、田中さんに今の状況、話していいですか?」
「今の状況って?」
「望月課長と一緒に志穂ちゃんの面倒を見ていることです。水曜日は私が定時に帰らないといけないし、もし仕事で何かあったときは田中さんの手を借りたいんです。そのためにも説明をしておきたくて」
「なんだ、まだ話してなかったのか?」
「はい」
突然、頭を撫でられた。今の話の流れで頭を撫でられる要素は全くなったように思う。それども望月課長は私の頭を撫で続けている。
「ちょっと、何なんですか」