かわいい君まであと少し
「そうですか。じゃあ、私はここで」
車を降りて、ドアを閉めようとしたとき「待って」と声を掛けられた。
「昼休みに第二会議室に来てくれるか。車の鍵を渡したいから」
「わかりました」
車のドアを閉めると、会社の駐車場ではなく月曜日に停めた立体駐車場へと車は走って行った。
私が「望月課長の車に乗るのを誰かに見られたら困る」と今朝言ったら「立体駐車場のほうに停める」と望月課長が言ってくれた。
その変わり交換条件も付けられた。私と志穂ちゃんは望月課長の部屋に帰ることだった。しかも部屋に着くのが十一時近くなるから、お風呂も自由に使っていいとまで言ってきた。
抜かりのない望月課長に唖然とした。
「おはよう、怜子」
私がエレベータを待っていると、後ろから由加里が声を掛けてきた。
「おはよう」
「怜子、聞いた?」
「何を?」
「月末に松本が戻ってくるらしいよ。こっちにいるのは三日間だって」
「ふーん」
松本の話を聞いても今は何とも思わない。付き合っていたことも遠い昔に感じる。
「特に気にならないようだね」
「うん。ただの同僚だよ」
「でも気をつけてね。向こうは納得しているかどうか怪しいよ」
「それ、姉にも同じこと言われた。気をつけるよ」
エレベータが到着し、人がぞろぞろと乗り込んだ。5階に到着して、私たちは自分たちの席に着いた。
車を降りて、ドアを閉めようとしたとき「待って」と声を掛けられた。
「昼休みに第二会議室に来てくれるか。車の鍵を渡したいから」
「わかりました」
車のドアを閉めると、会社の駐車場ではなく月曜日に停めた立体駐車場へと車は走って行った。
私が「望月課長の車に乗るのを誰かに見られたら困る」と今朝言ったら「立体駐車場のほうに停める」と望月課長が言ってくれた。
その変わり交換条件も付けられた。私と志穂ちゃんは望月課長の部屋に帰ることだった。しかも部屋に着くのが十一時近くなるから、お風呂も自由に使っていいとまで言ってきた。
抜かりのない望月課長に唖然とした。
「おはよう、怜子」
私がエレベータを待っていると、後ろから由加里が声を掛けてきた。
「おはよう」
「怜子、聞いた?」
「何を?」
「月末に松本が戻ってくるらしいよ。こっちにいるのは三日間だって」
「ふーん」
松本の話を聞いても今は何とも思わない。付き合っていたことも遠い昔に感じる。
「特に気にならないようだね」
「うん。ただの同僚だよ」
「でも気をつけてね。向こうは納得しているかどうか怪しいよ」
「それ、姉にも同じこと言われた。気をつけるよ」
エレベータが到着し、人がぞろぞろと乗り込んだ。5階に到着して、私たちは自分たちの席に着いた。