かわいい君まであと少し
江口君、まだ配属されて一カ月半なのに、そんなことに気がついているんだ。
「たまにはね。江口君、なんで断りもなく一緒に座ってるのよ」
「あ、すみません。流れで」
由加里はしょうがないわねという感じで江口君を見ていた。
なんかもう姉と弟みたい。江口君は不本意だろうな。
「望月課長は今頃、彼女弁当食べてるんですかね」
さわやかな顔でそんなことを言われ、麻婆豆腐が変な所に入りそうになった。それを何とか抑えることに成功した。
「二人は望月課長の彼女って、どんな人か知ってますか」
お願い、江口君。望月課長の話題から離れて。
心の叫びは届くはずもなく、江口君は望月課長の話題をガンガン振り撒いていく。
「専務の娘さんって噂があるんですけど僕は違うと思います。望月課長って、出世したいなら自分の力で行くタイプだと思うんですよ。出世のための結婚は絶対にないと思うんです」
「へえ、江口君って結構いい勘しるね」
由加里に褒められたことがうれしいらしく「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。
「やっぱり、田中さんもそう見てたんですね。藤崎さんは?」
私にその話題を振るなと思いながら「どうだろう」と適当にかわし「ラーメンが伸びるから早く食べたら」と言って、江口君の口を強制的に塞ぐことにした。
江口君も「うわ、意外と時間ないや」と言って、ラーメンを勢いよく啜った。
「たまにはね。江口君、なんで断りもなく一緒に座ってるのよ」
「あ、すみません。流れで」
由加里はしょうがないわねという感じで江口君を見ていた。
なんかもう姉と弟みたい。江口君は不本意だろうな。
「望月課長は今頃、彼女弁当食べてるんですかね」
さわやかな顔でそんなことを言われ、麻婆豆腐が変な所に入りそうになった。それを何とか抑えることに成功した。
「二人は望月課長の彼女って、どんな人か知ってますか」
お願い、江口君。望月課長の話題から離れて。
心の叫びは届くはずもなく、江口君は望月課長の話題をガンガン振り撒いていく。
「専務の娘さんって噂があるんですけど僕は違うと思います。望月課長って、出世したいなら自分の力で行くタイプだと思うんですよ。出世のための結婚は絶対にないと思うんです」
「へえ、江口君って結構いい勘しるね」
由加里に褒められたことがうれしいらしく「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。
「やっぱり、田中さんもそう見てたんですね。藤崎さんは?」
私にその話題を振るなと思いながら「どうだろう」と適当にかわし「ラーメンが伸びるから早く食べたら」と言って、江口君の口を強制的に塞ぐことにした。
江口君も「うわ、意外と時間ないや」と言って、ラーメンを勢いよく啜った。