かわいい君まであと少し
「最近さ、望月課長のお見合い相手、あんまり見ないようね」と、由香里が言った。
「そうだね。ここ二、三週間はいないよね」
「そうそう。何でだろうね?」
「さあ」
気のない返答をして、残りのフライドチキンに齧りついた。
「怜子は気にならないの、望月課長」
「別に」
「別にって。一度、好きって言われた相手なんだし。松本も居なくなったんだし」
「いや、望月課長には専務のお嬢さんがいるし」
「いや、それなんだけど、個人的には、あの二人付き合ってないと思う」
予想外の言葉に、チキンの骨を置き「なんで?」と聞き返した。
「なんかさ、あの二人、いつまで経ってもよそよそしいんだよね。お互いいい大人なんだし、出会いはお見合いだよ。結婚を前提して付き合ってるなら、結構早い段階でやることやってると思うんだよね、普通」
人の多いカフェでなんてこと言っているのよと思い、渋い顔をしてしまった。
「真面目なんだから。誰も聞いてないわよ、他人の話なんて」と言って、由加里は話を続けた。
「でも、あの二人って、そういう匂いというか、雰囲気が全くないんだよね。私、こういう勘はよく当たるの。間違いないよ」
「ふーん」
こればかりは他人がどうこう言っても、真実は本人にしかわからないこと。
仮に由加里の勘が当たっていたとする。なら、あの二人は何のために頻繁に会っていたのだろう。
「わからん」
「そうだね。ここ二、三週間はいないよね」
「そうそう。何でだろうね?」
「さあ」
気のない返答をして、残りのフライドチキンに齧りついた。
「怜子は気にならないの、望月課長」
「別に」
「別にって。一度、好きって言われた相手なんだし。松本も居なくなったんだし」
「いや、望月課長には専務のお嬢さんがいるし」
「いや、それなんだけど、個人的には、あの二人付き合ってないと思う」
予想外の言葉に、チキンの骨を置き「なんで?」と聞き返した。
「なんかさ、あの二人、いつまで経ってもよそよそしいんだよね。お互いいい大人なんだし、出会いはお見合いだよ。結婚を前提して付き合ってるなら、結構早い段階でやることやってると思うんだよね、普通」
人の多いカフェでなんてこと言っているのよと思い、渋い顔をしてしまった。
「真面目なんだから。誰も聞いてないわよ、他人の話なんて」と言って、由加里は話を続けた。
「でも、あの二人って、そういう匂いというか、雰囲気が全くないんだよね。私、こういう勘はよく当たるの。間違いないよ」
「ふーん」
こればかりは他人がどうこう言っても、真実は本人にしかわからないこと。
仮に由加里の勘が当たっていたとする。なら、あの二人は何のために頻繁に会っていたのだろう。
「わからん」