かわいい君まであと少し
「望月課長、お風呂の入れ方って、ノートに書いてあります?」
食器を洗いながら聞くと、ノートを持ってこっちに来た。
「書いて、あった。最後のページに。まず、バスタブの淵に手を掴まらせ立たせる。頭からつま先へと洗う。最後に溺れないように浅めに溜めた湯船で体を温める。温度は温めで。お風呂用のオモチャであやしながら洗うのがコツ」
「わかりやすいですね。お風呂の温度のこともありますから、バスタブにお湯を張っておいたほうがいいですね」
「そうだな。ちょっと準備してくる」
望月課長はお風呂場に、ぶつぶつ言いながら、バスタブの蛇口を捻ったらしい。
志穂ちゃんのほうは、夕方の教育番組をおとなしく見ていた。
食器を洗いながら、明日の志穂ちゃんの朝ごはんを望月課長が作れるのかが心配になった。もっと言えばこの一週間、大丈夫なのだろうか。
「藤崎、風呂どっちが入れる」
「そうですね。望月課長が入れたほうがいいんじゃないですか。もし志穂ちゃんが滑って転んだりしたら、それを支えるだけの力があるのは男の人だろうし。もちろん、そうならないように細心の注意を払うべきですけど。私は脱衣所で、バスタオルを持って待機してます。すぐ体を拭かないと風邪ひいちゃいますしね」
「そうだな。もし、ぐずったらあやしてくれるか」
「はい。お風呂用のオモチャありましたよね、黄色いアヒルとピンクのアヒル。あれを使いますね」
「助かる」
望月課長は志穂ちゃんの横に座り、一緒にテレビを見始めた。そして周りをキョロキョロと見て「あっ」という顔をした。
食器を洗いながら聞くと、ノートを持ってこっちに来た。
「書いて、あった。最後のページに。まず、バスタブの淵に手を掴まらせ立たせる。頭からつま先へと洗う。最後に溺れないように浅めに溜めた湯船で体を温める。温度は温めで。お風呂用のオモチャであやしながら洗うのがコツ」
「わかりやすいですね。お風呂の温度のこともありますから、バスタブにお湯を張っておいたほうがいいですね」
「そうだな。ちょっと準備してくる」
望月課長はお風呂場に、ぶつぶつ言いながら、バスタブの蛇口を捻ったらしい。
志穂ちゃんのほうは、夕方の教育番組をおとなしく見ていた。
食器を洗いながら、明日の志穂ちゃんの朝ごはんを望月課長が作れるのかが心配になった。もっと言えばこの一週間、大丈夫なのだろうか。
「藤崎、風呂どっちが入れる」
「そうですね。望月課長が入れたほうがいいんじゃないですか。もし志穂ちゃんが滑って転んだりしたら、それを支えるだけの力があるのは男の人だろうし。もちろん、そうならないように細心の注意を払うべきですけど。私は脱衣所で、バスタオルを持って待機してます。すぐ体を拭かないと風邪ひいちゃいますしね」
「そうだな。もし、ぐずったらあやしてくれるか」
「はい。お風呂用のオモチャありましたよね、黄色いアヒルとピンクのアヒル。あれを使いますね」
「助かる」
望月課長は志穂ちゃんの横に座り、一緒にテレビを見始めた。そして周りをキョロキョロと見て「あっ」という顔をした。