恋文
白浜咲。彼女の名前。
僕と彼女が出会ったのは、高校を卒業してからで、大学生になってからだった。
たまたま同じ学部、たまたま同じサークルで、彼女と触れ合う時が多かった。

初めの印象は、少し綺麗な女の子っていう印象だった。
目が見えないことを除けば、普通の女の子だった。
恋に奥手だった僕は、彼女のことをなんとも思ってなかった。
だけど次第に、僕は彼女に惹かれていく。

綺麗な髪に。
優しく笑いかけてくれる笑顔に。
僕に軽く触れる白い手に。
僕を見ようとする君に。
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