イジワルなカレの愛情表現
そしていまだに目を細めて頬杖し私を見つめる永瀬さんを見据えた。


「信じませんよ、そんな顔で言われても」


負けじとすごみながら言うと、永瀬さんは面食らったものの、すぐにその表情は一変する。


「ブハッ! やっぱダメかー」

やはりからかわれていたようで、永瀬さんは噴き出し声を上げて笑い出した。


「っ当たり前です! そう簡単には騙されませんから」


分かっていたことなのに、それでも先ほどの台詞が頭に残っていて、なかなか心臓は収まってくれそうにない。


あんな言葉、軽はずみな気持ちで言わないでほしい。

私がどれほど言ってくれる人を待ちわびているのか、知らないでしょ?
私の全てを受け入れてくれる人が、現れることを――。


そう思うと悔しくて膝の上で拳を握りしめてしまった。

そしていまだにゲラゲラ笑っている永瀬さんを睨めば、さすがの彼もまずいと思ったのか、溢れた涙を拭いながら「ごめんごめん」と謝ってきた。


「お詫びにちゃんとインタビューには、どんなことでも答えてやるよ」

「当然です!!」
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