焦れきゅんプロポーズ~エリート同期との社内同棲事情~
そのまま寝入ってしまった勇希が心配だったけど、仕事を休んで付き添うわけにもいかない。
私はいつもと変わらず出勤して、いつもと同じ仕事をして……けれど、フッと手が空くと、つい勇希を心配してしまう。
基本頑丈な男だから、あんなにヨレヨレになるほど体調を崩してる姿を見たことがない。
風邪の原因が私なのは一目瞭然だから、気になるのも心配なのも当たり前。
私は自分にそう言い聞かせながら、携帯を片手にデスクを離れた。
各フロアに一つある共用の休憩スペース。
たまに給茶器目当てで来るけれど、出勤しても仕事のない窓際族のオジサンが長居しているくらいで、業務時間中は人気も少ない。
給茶器のお茶をテーブルに置いて、ボーッと精気のない虚ろな目を宙に漂わせているオジサンから存分に距離を取って、私はコソコソと勇希の携帯に電話をした。
呼び出し音が続く。
ベッドサイドのローボードには、『目が覚めたら病院に行って』とちゃんとメモを残して来た。
もしかしたら、それに気付いて病院で診察中かもしれない。
コールを十回待ってから、諦めて電話を切った。
一度デスクに戻って、一時間後にまた休憩スペースに出向く。
お昼休憩までの間に、私はそれを三回繰り返した。
私はいつもと変わらず出勤して、いつもと同じ仕事をして……けれど、フッと手が空くと、つい勇希を心配してしまう。
基本頑丈な男だから、あんなにヨレヨレになるほど体調を崩してる姿を見たことがない。
風邪の原因が私なのは一目瞭然だから、気になるのも心配なのも当たり前。
私は自分にそう言い聞かせながら、携帯を片手にデスクを離れた。
各フロアに一つある共用の休憩スペース。
たまに給茶器目当てで来るけれど、出勤しても仕事のない窓際族のオジサンが長居しているくらいで、業務時間中は人気も少ない。
給茶器のお茶をテーブルに置いて、ボーッと精気のない虚ろな目を宙に漂わせているオジサンから存分に距離を取って、私はコソコソと勇希の携帯に電話をした。
呼び出し音が続く。
ベッドサイドのローボードには、『目が覚めたら病院に行って』とちゃんとメモを残して来た。
もしかしたら、それに気付いて病院で診察中かもしれない。
コールを十回待ってから、諦めて電話を切った。
一度デスクに戻って、一時間後にまた休憩スペースに出向く。
お昼休憩までの間に、私はそれを三回繰り返した。