半分のキモチ
「宮本、騒ぎ過ぎ」

「だってビックリするじゃん。急に出てきてさ」

「急にって、そりゃーお化け屋敷だからな」

「そうだけどさ。あぁ……疲れた」

「じゃあ、喫茶店みたいなとこで休憩するか?」

「そうだね。何か飲みたい」


そのまま違うクラスの喫茶店に入った。


みんな思考を凝らして同じ出し物でも内容がかぶらないようにしていた。


「ここは、正統派だね」

「俺らのクラスが色モンなんだよ」


女子も男子も店内に居る子達は浴衣を着ていた。


「俺もこっちが良かったな」

「えー!かっちゃんのメイド可愛いかったよ」

「は?」

「あっ!忙しい過ぎて写メ撮るの忘れてた」

「忘れてて良いから……それよりさ、」

「ん?」

「明日の後夜祭だけと、」

「うん」

「一緒にいねー?」


後夜祭にカップルが一緒に居ると別れないと言うジンクスがうちの学校にはあった。


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