半分のキモチ
「宮本の気持ちは分かってる。それでもちゃんと宮本の口から聞きたいんだ。じゃねーと俺は先に進めそうにもねーから。だからって、宮本に清水とケリつけろなんて言ってねーからな。宮本と俺は違う。もちろん、清水だって……」


別れ際かっちゃんはそう言って、少し寂しそうに笑った。
かっちゃんはバンドの先輩が来るからと昇降口まで行き、私はまたクラスへと戻った。


「あれ?愛子、かっちゃんは?」

「あぁ、うん。知り合いが来るからって、」

「そっか、ならさ……悪いんだけど清水と買い出し行ってくれない?」

「清水……と?」

「うん。氷きれちゃってさ。清水!」


奥の方で焼きそばを食べている清水がこっちを見た。


「愛子も一緒に氷買いに行ってくれるって、」

「あ?」


私が清水の隣に座ると「克巳は?」と聞いてきた。


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